睡眠管理を「Beddit」から「AutoSleep」に乗り換える
睡眠の質を高めるための情報が巷に溢れて久しいですが、質を高めるにはまず自分の睡眠状況を知る必要があります。
単純な睡眠時間を測るだけでなく、誰もが一度は聞いたことがある「レム睡眠」「ノンレム睡眠」などの睡眠の状態、または心拍数の推移やイビキの有無など、睡眠の状況を確認する指標は様々です。
私もそんな睡眠ブームに漏れず数年前から計測を行ってきました。
今回、これまで利用してきた「Beddit」から、スマホアプリの「AutoSleep」に睡眠測定の方法を乗り換えることにしました。
最初に選択した “Beddit”
当初、睡眠測定が出来る機器を探していました。
条件は次の3つです。
- より正確な測定が可能
- iPhone(アプリ)と連携が可能
- なるべく自動で測定が可能
2015年11月、当時すでにiPhoneを枕元に配置して加速度センサから睡眠状態を計測可能なアプリはありましたが、そもそも通話時に電波を出すような機器を枕元に起きたくなかったことと、スマホの加速度だけの計測ではなくより正確な測定を行いたかったため色々と調べていました。
そこで、たどり着いたのが「Beddit」です。
“医療機器ではない”とはいえ、臨床的に検証されているということで、かなり正確な測定が可能であると感じ購入しました。 http://beddit.jp/science/
Bedditは、高精度のセンサで身体の微妙な動きから心機能の動きまで測定でき、専用アプリを利用して確認出来ます。
また「スマート測定」という機能は、入眠を自動検知して計測を開始してくれる優れものです。
これで計測の機会を逃すことなく毎日記録が残せるようになったのでした。
Beddit3とAppleの買収
何の問題もなくBedditを利用し続けている中、「お知らせ」が届いたのが2016年の秋です。
Upgrade your sleep with the new Beddit 3 Sleep Tracker
Bedditがバージョンアップされることとなり、利用中のユーザは無償(代金を返金するのでそれで最新版を購入して)で最新版を使えるよ!というものです。
アップグレード期限までそのまま放置していたら、飛び込んできたニュースがAppleさんによる「Beddit」の買収です。 jp.techcrunch.com
お、忘れてたと思い出しアップグレードの期限が迫る2017年の春頃にやっとバージョンアップしました。
アップグレードは、Beddit2の購入金額を返金してもらい、Appleのオンラインストアから最新版のBeddit3を購入する形でした。 www.apple.com
この買収は、Bedditの良さ(睡眠ノウハウ?エンジニア?)をあのAppleさんが認めたいうことなので、アップグレードと買収のニュースで今後の展開がより楽しみだったのですが…
Beddit3の不調、そして「AutoSleep」へ
Beddit3はセンサと共にアプリもアップグレードされました。
新しいアプリで古いセンサー(Beddit2)は利用できなくなりましたが、最新のBedditがあるので大丈夫なはずでした。
これまで同様にBedditを利用し続けて、半月ほどたったある日です。
「スマート測定」が動作していないことに気づきます。計測できた日と出来ない日が入り乱れ、多くはノーカンです。
おやおや。
動揺を隠しながらも、FAQページを食い入るように確認し似たような事例を見つけましたが対応方法を参考にしても改善に至らず、Bedditのトラブルシューティングでもダメ。
Bedditサポートに問い合わせあたらAppleのサポートへ聞いてくれという回答。。。
やっぱり最後はAppleさんかと。
「スマート測定」が不安定となったために手動測定に切り替えましたが、計測ボタンの押し忘れる日が続きます。
半ば測定なんて諦めモードです。
Appleにサポートに問い合わせようとした矢先、目に止まったのが「AutoSleep」です。
おや、なかなかグラフの情報が細かいなぁ。いいかも。
Apple Watchでさらに精度が良い計測が出来ると!なんと。
「AutoSleep」 良い!
そう、寝る時も肌身離さず着用している最高のセンサーを忘れていました。
Apple Watchなのでもちろん心拍数も計測出来ますし、体の動きも検知できるため入眠も自動検知です。
あとは、一番大事な精度です。
Bedditの計測結果と見比べて見ます。
Beddit - トップ | Beddit - 詳細 | AutoSleep - トップ | AutoSleep - 詳細 |
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- 睡眠時間はほぼ一致
- 心拍数が上がったポイントは似通っているが、数値が異なる
- 睡眠の質(浅い・深い)は合っている気がする
- 途中で起床きたことが検知されている(目覚まし時計が鳴った時だ)
悪くないと思います。
そう、Apple Watchの精度は悪くないはずです。
Bedditが買収されたことを考えると、Apple Watchに睡眠に関するノウハウが還元されて今後もっと良くなることと想像します。
そして、アプリは「AutoSleep」の圧勝です。
24時間表示も良いですし、細かな情報が整理されており見やすいのです。
日付表示 - タイムライン | 月表示 - 睡眠の品質 | 月表示 - 心拍数 |
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結論
簡単ではありますが今回検討してみた結果、私の睡眠測定の条件を満たすものであると判断しました。
- 正確な測定が可能
- iPhone(アプリ)と連携が可能
なるべく完全に自動で測定が可能
何と言っても計測忘れがなくなるという安心感です。
当分は、Bedditのアプリもセンサもそのままにしておきますが、「AutoSleep」を利用し続けて問題がなければいずれしまうことになるでしょう。